「切り裂きジャック」
今やこの名前を聞いて知らないものはいないだろう。
映画でも取り上げられる通称「ジャック・ザ・リッパー(Jack the Ripper)」
連続殺人鬼
1880年、ロンドンを恐怖のドン底におとしいれた連続殺人鬼。
ロンドンのイーストエンド(東地区)またはホワイトチャペル地区で5人の売春婦を殺害。
いずれも狂気はナイフで切り裂き、子宮や膀胱、腎臓などを持ち帰った件もあった。
出典:Wikipedia
格差の大きいロンドン
1830年、フランス革命が勃発するなど、ヨーロッパ全土は不安定な中にいた。
革命で居場所を失った人々がイギリスに移民としてやってくるという構図が大きかった。
大英帝国と呼ばれ、華々しい国のように見えるイギリスだったが、
実際には、
「ウェストエンド」と呼ばれる高級住宅街
「イーストエンド」と呼ばれる貧困街
と、貧富の格差は激しいものになっていた。
切り裂きジャックは、イーストエンドに住んでいたのだろうか定かではない。
ロンドンの街並みは、
不思議な霧に包まれていた。
だがこの霧は、温度が上昇したテムズ川の水蒸気と
家庭で燃やしたコークスなどの燃料の煙(スモーク)が
合体してできた「スモッグ」のことだ。
1952年12月、
ロンドンで発生したスモッグが5日間続き
4000名以上の死者がでた。
(参考文献)松村伸一著「19世紀末文化の環境としてのロンドンと女性たち」
切り裂きジャックのメディア
「切り裂きジャック」を題材にしたメディアは少なくない。
100年以上も犯人がわからずに、闇に葬られようとしている。
映画『ジャック・ザ・リッパー』や
映画『名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊(ぼうれい)』
などがある。
現在も切り裂きジャックの正体は研究しているらしいが
果たして、いつまで続くのだろうか。
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