名探偵コナン映画『純黒の悪夢(ナイトメア)』には、黒づくめの組織との壮絶バトルだ。
死の危険を犯しながら、組織を裏切った黒の組織のメンバー。
黒づくめ組織の登場人物のお酒にまつわる、ちょっとした雑学を紹介しよう。
『純黒の悪夢(じゅんこくのナイトメア)』黒の組織メンバーを徹底解析!お酒の由来
『純黒の悪夢(ナイトメア)』ではコナンたちが、黒の組織と壮絶なバトルを繰り広げる。
コナン史上過去最大の黒づくめの組織メンバーが何やら企んでいる。
彼らのそれぞれの意味も気になるところだろう。
調べていくうちに、黒の組織はあるカテゴリーに分けられることが判明した。
それぞれの由来やメンバーとの関係性を見ていこう。
<蒸留酒編>
ジン
コナンに毒薬を飲ませた男。
ジンはイタリアで生まれた蒸留酒。
日本ではスピリッツに属する。
ジントニック、ジンバック、ジンライムなどカクテルにすると人気で、すっきりとしている。
ウォッカ
ロシア、ポーランド、スウェーデンで作られた蒸留酒。
こちらもスピリッツ。
ジンよりも癖があり、ライ麦などの香りが強い。
モスコミュール、ソルティドッグなど味の強いカクテルが有名。
ラム
西インドが原酒の蒸留酒。
コロンブスが持ち帰ったとされている。
サトウキビベースおサトウキビベースでスピリッツに属する。
ラムコーク、ラムチューハイなど、甘めのカクテルに使われる。
他にもラムレーズンや、お菓子作りのラム酒など甘いタイプだ。
『純黒の悪夢』でも、顔は見せずに登場するも男のような声で、女のような喋り方だった。
変幻自在という意味だろうか。
コルン
キャンティとよく共に行動する男のスナイパー。
ドイツの蒸留酒で小麦、ライ麦から作られる。
こちらもスピリッツ。
ドッペルコルンというアルコール度数38度以上の強い酒。
アクアビット
『純黒の悪夢(ナイトメア)』では、ノックリストに乗っていた裏切り者のメンバー。
デンマーク、ノルウェー、ドイツで作られる蒸留酒。
蒸留酒なのだが、黒の組織を裏切っているとして殺された。
日本ではあまり有名ではないが、
アクアビットを使ったカクテルにコペンハーゲン、バイキングがある。
<ワイン編>
ベルモット
黒の組織の中核を担う存在で、コナンとは度々遭遇している。
フランス、イタリアで作られた白ワインにリキュールを入れたお酒。
甘いタイプの「スイート・ベルモット」と辛いタイプの「ドライ・ベルモット」がある。
スイート・ベルモットは、カクテルのマンハッタン。
ドライ・ベルモットは、カクテルのマティーニに使われる。
キャンティ
こちらもワイン。イタリアで作られたお酒。
狙撃手のコルンと一緒に行動をすることが多い。
だがキャンティは赤ワイン。
よく血に染めるのが好きだからか。
リースリング
ドイツとフランスで作られた白ワイン。
ドイツでは非常に有名で、生産面積が1位。
甘口で作られることが多かったが、近年辛口の需要が大きくなっている。
『純黒の悪夢(ナイトメア)』では、ノックリストのメンバーで殺される。
ちなみに女性。
シェリー
最後に灰原愛。元の名は有名でシェリー。
スペインで作れる白ワインで、世界三大酒精強化ワインの一つ。
甘口、超甘口、辛口、ヴィンテージの4種類があり、かなり希少価値がある。
黒の組織が関与していることを知った灰原。
今作はいつになく同様し、少年探偵団に「絶対だめ!!」と止めに入る。
⇨【名探偵コナン映画『純黒の悪夢(ナイトメア)』のあらすじネタバレ】
<ウイスキー編>
バーボン
アメリカで作られたウイスキー。
アメリカ独立戦争の際、フランスが味方をしてくれた感謝の意味を込めて
フランスのブルボン朝からとった言葉。
日本でもウイスキーに分類される。
毛利小五郎探偵事務所の1階に経営する、
カフェ「ポアロ」の店員、安室透(あむろとおる)のこと。
実は公安警察のゼロというエリート組織の一員で、黒の組織に潜入している。
ライ
アメリカで作られるウイスキー。
こちらもアメリカ独立戦争後にアメリカに伝わったもの。
今作には登場しないが、コナンの実家の隣に引っ越ししてきた沖屋昴(おきやすばる)のこと。
実はFBIの捜査官で、赤井秀一が姿を変えて、様子を見ているのだとか。
<カクテル編>
キュラソー
リキュールに分類され、中性スピリッツやブランデーにオレンジを果皮と糖分を加えたもの。
カクテルに属するお酒で、色は鮮やかな「青」
今回の青い目と関係がある。
お酒には、バラライカやX・Y・ Z、ブルーハワイなどがある。
今作で記憶を失った女であり、『純黒の悪夢(ナイトメア )』のキーパーソン。
声優は女優の天海祐希が担当している。
キール
白ワインにリキュールを加えたお酒でカクテルに属する。
フランスで作れらたお酒で、日本ではレストランで作られるようになった。
今作でも登場する水無玲奈(みずなしれな)がキールのこと。
キールは、ノックリストの入っていることを疑われ、ジンに殺されそうになった。
こちらもFBIの捜査官で黒の組織に潜入している。
アガサ
阿笠博士のこと。
実は黒の組織のボスではないかと一時期噂されていた。
だがカクテルの一種であり、そうでもないようだ。
⇨【名探偵コナン映画『純黒の悪夢(ナイトメア)』のあらすじネタバレ】
<ビールなどその他編>
スタウト
アイルランドやイギリスで作られたビールのこと。
本作では、ノックリストに記載されているメンバーの一人で、コルンに狙撃される。
ちなみに男。
イーサン
『純黒の悪夢(ナイトメア)』では全く関係ない人物。
水無玲奈(みずなしれな)の父である。
主にはスパークリングワインとして使われる。
レストランで親しまれるということで、キール(水無玲奈)と親子の関係であるのもうなずける。
【まとめ】黒の組織No2,ラムの性別は男?酒の種類で仲間か?裏切り者か?
調査するとあることがわかってきた。
黒の組織の根っからの悪党は、蒸留酒か白ワインに属する。
そして蒸留酒が「男」、白ワインは「女」だ。
白ワインのシェリーが組織から追われたり、
ノックリストのメンバーであるアクアビットなど
裏切り者の末路は同じようだ。
しかし、バーボンとライは
アメリカ産のお酒であることからFBIとの繋がりも深いと推察する。
反対に、カクテルやビール、スパークリングワインというのは、
黒の組織とはあまり関係がない様にも見える。
『純黒の悪夢(ナイトメア)』で登場した
ラムも蒸留酒の一つであることから、男である可能性が高いと言えるのではないだろうか。
いろんな色や味に変化する黒の組織。
そんな美酒を味わえる作品ではないだろうか。
⇨【名探偵コナン映画『純黒の悪夢(ナイトメア)』のあらすじネタバレ】