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【ネタバレ】『名探偵コナン世紀末の魔術師』ラスプーチンの末裔・浦思青蘭、右目を狙うスコーピオンの謎！

古代ロシア、ロマノフ王朝の研究家、浦思青蘭（ほし・せいらん/プース・チンラン）は、インペリアル・イースター・エッグを我が物とするため、次々と人を殺してゆく。別名スコーピオンと呼ばれる暗殺者。なぜ彼女はスコーピオンと呼ばれたのか、なぜ右目を狙うのか？その謎に迫る。

先祖がラス・プーチンの浦思青蘭は国際指名手配犯の通称「スコーピオン」だった。

スコーピオンの特徴は、銃で被害者の目を撃ち抜くこと。コナン映画の中でもまず怪盗キッドの右目を打ち抜いている。幸い、怪盗キッドは右目につけた硬質ガラスのおかげで助かっている。

しかしなぜスコーピオンは右目を狙うのか？それはコナン映画にしかない設定があった。

ラスプーチンの殺され方は、現実と映画とで少し異なる。

名探偵コナン映画『世紀末の魔術師』では、「右目を銃で打たれた」とされている。

しかし、実際には「右目を靴で殴り、額を銃で打たれた」となっている。（Wikipediaより）右目は陥没していたらしいので、本当は右目を銃で打たれたのかもしれないが、当時の証言が今も伝わっているのだろう。

映画中では、陥没した右目を題材として使おうと、「ラスプーチンは右目を銃で打たれて殺された」とされている。

そのため、先祖がラスプーチンのスコーピオンは、右目ばかりを狙うという設定だったのだ。

予告状を出した怪盗キッドは、予定通りメモリアルエッグを盗み出す。その方法は「町中を停電にし、非常用電気をつけさせることで場所を特定する」という方法だった。

怪盗キッドですら場所を割り出せなかった浦思青蘭（スコーピオン）は、なぜ怪盗キッドの逃走ルートを正確に割り出せたのか？

停電になってからそんなに時間も立っていない。もし予測をするならば、怪盗キッドの予告状を読み切り、彼が通天閣から場所を探すことを予測していた。

怪盗キッドは通天閣からエッグの場所まで飛行している。その飛行先すらも目をつけていた。そして彼が向かった先から、キッドの逃走ルートを確実に導き出した。

でなければ橋の下から、怪盗キッドを撃ち抜くことはできない。しかもこの時点でエッグは盗まれなかった。なぜ浦思青蘭（スコーピオン）は、この時点で怪盗キッドを狙う必要があったのか？

察するに、怪盗キッドに盗まれては困る。メモリアルエッグの本当の秘密と、先祖の恨みを晴らすため、メモリアルエッグはもう少し、鈴木財閥の元に置いておきたかったのかもしれない。

浦思青蘭（ほし・せいらん/プース・チンラン）が別名「スコーピオン」と呼ばれていたのは、彼女が１発狙撃の悪党だったから。

そもそも「スコーピオン」と聞けば「サソリ」のイメージだ。映画スコーピオンキングなどでも出るように、でっかいサソリの化け物だったりする。

だが古代ローマではスコーピオンと名付けられた武器が存在した。通称「バリスタ」で弩砲（いしゆみ）の一種。ものすごいスピードで相手を射抜くことから、スコーピオンと呼ばれた青蘭の強さがわかる。

浦思青蘭（ほし・せいらん/プース・チンラン）は、メモリアルエッグ奪った怪盗キッドを銃で狙い撃ちしている。飛行中の物体を捉えるほどの正確な射撃。本人の技術はさながら、ブレない拳銃が必要となる。

それが「ワルサーPPK/S」。

コナンは犯人と対峙したとき「その銃はワルサーPPK/Sだよね？銃にこめられる球は全部で８発。」と見事に的中。コナンに見ただけで銃の種類わかるほどの知識があることは、アニメだから置いといて。

映画中にでてきたのは、音を抑えるサイレンサーがついたもの。以下のようなものだろう。エアガンでは1万円そこそこする。球は人に当ててはいけないが、一人でスコーピオンごっこをするのには楽しめるのかもしれない。

名探偵コナンを楽しむなら『Hulu』がおすすめだ。過去作品がすべて見放題。※配信期間は変動します。

ぜひ次の休みに真実を解き明かそう！