『業火の向日葵』では怪盗キッドは、キッドらしくない行動を取る。
その奇妙な行動に、コナンは疑問を抱くがあまり言及されていない。
特に「向日葵」を奪った後、100億円を現金で要求してきたことだ。
なぜキッドは、わざわざ100億円を現金で用意させたのだろうか。
2枚目の「向日葵」と5枚目の「向日葵」
芦屋空襲で消失したとされていた2枚目の「向日葵」がフランスで発見された。
フランスから運び込む飛行機の途中、怪盗キッドは2枚目の「向日葵」を盗みにきたが、
飛行機が突然爆発を起こしたのだ。
それでもキッドは2枚目の「向日葵」を盗みさった。
飛行機は不時着し、もう少しで大人数が死ぬ寸前で回避したのだ。
この事件で、コナン、警察、さらにチャーリーは
怪盗キッドが「向日葵」を盗みにきたと判断する。
確かにその一端を見ればそうだが。
なぜ敢えて飛行機の飛んでいる最中だったのだろう?
さらに不可解なことは次の予告状だ。
『今夜、ラ・ベルスーズの左(最初の模写)を頂きに参ります。』
というキッドの予告状通り、怪盗キッドは警備員に化けて
絵を盗んでしまった。
しかしその後、怪盗キッドからさらなる予告状が。
『先ほど頂いた〈ひまわり〉を格安の百億円でお譲りします。二時間後、東都プラザホテル一四一二号室でお会いしましょう。お金は全て旧券でペッドの上にケースから出して置いといてね。無理なら取り引きしないよ♪ 怪盗キッド♥』
というメッセージだった。
なぜ盗んだ5枚目の「向日葵」を
すぐに返しにきたのだろう。
怪盗キッドは金がほしいのか?
果たして・・・。
5枚目の「向日葵」を100億円でお返しするキッド
5枚目の向日葵を100億円で返すといった怪盗キッド。
だが100億円は現金で用意するとのことだった。
東都ホテルのある一室に100億円を用意した。
美術館の館長と一緒に、一室で待っていた。
部屋をカメラで監視していたコナンは
モニター越しにある異変に気づく。
それは館長が飲んでいた
ペットボトルの水位が上昇していた。
部屋の圧力が大きくなり、
圧力に押されてペットボトルも押されていく。
その影響で水位が上がったように見えた。
もし密室のドアを開ければ、
急激な圧力が外に逃げていくため
ものすごい風が外へ逃げ出す。
時刻になると窓が割れ、
部屋の空気が一気に外へ流れでた。
これと同時に現金の100億円も外にでる。
さらに東都ホテルの外にはマスコミが。
キッドは100億円をばらまいた後、
5枚目の「向日葵」を指定した部屋に返していた。
なぜこんな手間をかける必要があったのか?
キッドの目的は?
⇨【名探偵コナン映画『業火の向日葵(ごうかのひまわり)』あらすじ】
真の目的は犯人の意図を阻止するため
怪盗キッドが、わざわざ
飛行機から2枚目の「向日葵」を運び出したのも
盗んだ5枚目の「向日葵」を、
現金100億を用意させて返したのも、
全ては意図があった。
怪盗キッドは「向日葵」の情報を調べていくうちに
犯人の計画書を偶然発見してしまう。
その計画書には、「向日葵」の絵を壊すための計画が書かれていた。
飛行機で突然、期待が爆発したのは?
5枚目の絵を守ろうとした時
なぜ宮台なつみは
「念のため、問題がないか鑑定する。
一旦私たちに預けていただけませんか?」
といったのか。
⇨【『業火の向日葵』7人の侍に裏切り者がいた!?裏切り者とは!?】
犯人の意図をしっていたキッドは、
飛行機が爆発する前に「向日葵」を救い、
向日葵を回収した後、
マスコミによって犯人を近づけさせないように
したのであった。
怪盗キッドの紳士な対応に
チャーリー警部も最後には
「お前を勘違いしていたようだ。」
とキッドの意図を理解したようだった。