【ネタバレ注意】アニメ名探偵コナン映画『戦慄の楽譜（フルスコア）』のプッシュ音を解明

映画『名探偵コナン　戦慄の楽譜（フルスコア）』は2008年に放映された映画で、日本アカデミー賞優秀アニメーション賞を受賞している。

この映画で度々出てくる「絶対音感」というキーワード。

音楽家の事件は音楽家の耳が必須。音痴のコナンは不協和音を見抜けるのか！？

※ネタバレがあるので注意してください。

【ネタバレ注意】アニメ名探偵コナン映画『戦慄の楽譜（フルスコア）』秋庭怜子の絶対音感

『戦慄の楽譜（フルスコア）』はピアニストである堂本氏によって作られた堂本アカデミーの周りで事件が巻き起こる。

毛利蘭と帝丹少年団は鈴木園子の財閥パワーで、堂本アカデミーの練習風景を聴けるようになり、堂本アカデミーの名ソプラノ歌手、秋庭怜子と出会う。

秋庭怜子は絶対音感の持ち主だが、気高くプライドの高い女性。

歌に関しては誰にも譲れない世界観があり、帝丹少年団の光彦、あゆみちゃん、ゲンタにまで冷たい口調を放つ。

この練習風景に来ていた帝丹少年団は、秋庭怜子に合唱コンクールの指導をしてほしいと頼み込み、帝丹小学校OGだった秋庭怜子は指導のOKを出した。

帝丹小学校で、帝丹小校歌を歌うコナンたちとその他同クラスの子どもたちに対して、的確はアドバイスを出すのであった。

がしかし、コナンに対して秋庭怜子は、「あなたはわざとやってるの？最初から最後まで音が外れっぱなし！」と完全にディスっていた。その言葉に対するあゆみちゃんのフォローが「違うもん！コナンくんは、もともと音痴なだけだもん！」という天然ぶり。

こんなコナンが、堂本アカデミーに忍びよる悪魔の戦慄を変えられるのか・・・？

『戦慄の楽譜（フルスコア）』は音痴な楽譜（フルスコア）！？コナンと秋庭 怜子の華麗なハーモニーを暴く！

『戦慄の楽譜』では、かなり鳥肌が立つシーンがある。それは、池にボートで流された秋庭怜子とコナンが、誰も助けに来れない池に流されているシーンだ。ボートをこぐオールも無く、周りは森で助けに来ない。

犯人が仕掛けた爆弾を速く解除しなければならないところでコナンは池の防波堤にある固定電話を見つける。

固定電話を動かすためには、受話器を外したあと数秒以内に、プッシュ音「110」に相当する音を発しなければならない。

もし音が外れたり、間に合わなければ電話は二度と使えない。

無線電話をボタンではなく、周波でダイヤルしようと考えたコナンは、秋庭怜子と二人のハーモニーを展開する。

あの音痴なコナンくんが事件の瞬間だけ、絶対音感を発揮するのであった。

この時、放った音は何か？

こちらが音源だ。

高い声の方が秋庭怜子。声の低い方がコナンだ。

どちらも女性声優のため想像以上に高いが、若干のコナンの音痴っぷりも残ったまま、プッシュ音（１１０）が発信されている。

音階にすると「ファ・ファ・ソ（と）シのフラット」となる。

「ソ」は「普通のソ」ではなく、「ファとソの間」くらいの音階だ。

さあ、当てられたかな？

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