1920年〜1932年にかけてアメリカで発せられた法律「禁酒法」
生きている限り人は酒を好むことを、真っ向から否定したのがこの法律だった。
その禁酒法を題材に、財務官エリオットネス(ケビン・コスナー)は、アメリカのマフィアボスであるアルカポネの不正を暴く!
最高のギャング映画がここにあった。
『アンタッチャブル』ってどんな映画!?
1920年ごろ、アメリカで禁酒法が発令。
お酒の製造、販売、輸送が全面的に禁止となった。
お酒は人にとって最高の娯楽。
人類がお酒を飲まなかった日はないほど、お酒は愛される存在。
そんな禁酒法が発令されたにも、国民たちは秘密裏に酒を売買しようとしていました。
アメリカの大ギャング、アルカポネは闇の世界の支配人。
しかし巧妙な手口から、一切の悪事の証拠も掴めないまま。
禁酒法にも関わらず密輸をおこなっていた。
アルカポネが酒の売買をしている噂を掴んでいた警察は
財務官のエリオット・ネス(ケビンコスナー)を招き、
エリオットネスは、禁酒法の密輸売買をしている会社を次々と荒げていく。
しかし、戦いは過酷なものだった。
売買の邪魔をされるアルカポネは、エリオット・ネスに怒りをいだき仲間を殺していく。
完璧な証拠をあげるため、エリオットと3人の魅力的な仲間たちは奮闘するも、アルカポネのてぐを掴めずにいた。
エリオットネスは、アルカポネの売買が記録された帳簿をもつ、帳簿係を探すべく、死と隣り合わせの調査を進めるのであった。
『アンタッチャブル』の見どころ
アンタッチャブルの見どころは、実に仲間が見どころだ。
3人の仲間はまるで三銃士だ。
警備巡査ジム・マローン
この映画のキーパーソンとなる。
50代そこそこの警備巡査。
初めてエリオットに会った時、マローン(ショーン・コネリー)は警備をしていた。
禁酒法の現場をあげるのに失敗し、落ち込んでいたエリオットに出くわしたマローンは、エリオットに「警官の仕事は手柄を立てる事ではなく、無事に家に帰る事だ」と教えるシーンがある。
この一連の会話で、マローンが只者ではないと感じたエリオットは、
マローンに直々にアルカポネの尻尾を掴む手伝いをして欲しいと、家に訪れる。
正義に暑いマローンは、エリオットの父的な位置で、エリオットやストーンたちを導いていく。
カナダとの国境付近で、アルカポネの取引現場とみられる仲間をとっ捕まえたマローンだったが、
口封じのために、アルカポネが暗殺者を派遣して、仲間を殺す。
この一件で目をつけられたマローンは、自宅で殺し屋に銃で撃たれるシーンがある。
この時のシーンは、まさに鬼のような演技。
マローン役のショーン・コネリーは、この映画の演技でし助演男優賞を記録している。
腕利きの警察官ジョージ・ストーン
マローンが仲間になった時、2人では達成できないとし、腕利きの狙撃手を求めて警察の訓練場所にいく。
そのシーンのマローンがかなり面白いだが、腕利きの狙撃手として仲間に加わるのがジョージ・ストーン(アンディ・ガルシア)だ。
この時のアンディ・ガルシアは本当にかっこいい。
若すぎて目を疑うほどだった。
ストーンは、その腕前でエリオットたちを何度も救う。
極めつけは2度目の帳簿係を張るシーン。
駅のホームで帳簿係を待ち伏せするも、帳簿係を守るアルカポネの仲間と銃乱射になる。
この時、駅にいた1歳程度の赤ちゃんを乗せたベビーカーが階段を転げ落ちるのだが・・・
ストーンの見事な狙撃で、まさに間一髪のチャンスを得た。
簿記係のオスカー・ウォレス
エリオットが就任後、財務省からまたもや一人の簿記係が派遣されてきた。
いかにも体力のなさそうな男ウォレス(チャールズ・マーティン・スミス)は、簿記を見ることに長けている。
アルカポネの証拠をあげるために、数々の取引された書類を探っていた。
彼は何度もエリオットに「これを見つければアルカポネを挙げれるかも!」と提案し、場を和ませた。
なぜ提案するだけで場を和ませるのかは、ウォレスの性格による。
しかし不運が発生。
カナダとの国境付近で、アルカポネの仲間を掴めたエリオットたちだったが、仲間を警察署で移動させる中、エレベータの中に、ウォレスとアルカポネの仲間が一緒に乗った。
エレベーターに乗るのに夢中になっていたウォレスは、もう一人の乗車してくる男に気づかなかった。
気づいた時には、もう一人の男にウォレスと、カポネの仲間が消されていた。
ウォレスは最後の力を振り絞って、血でダイイングメッセージではなく、ライフメッセージを残した。
その文字とは、
「UNTOUCHABLE(アンタッチャブル)」=「触れてはいけない」
彼が残した痛烈なメッセージは、現代社会へのメッセージでもあったのか・・・。
我が使命を全うする主人公エリオットに共感せざるを得ない
作中では、エリオットネス(ケビンコスナー)の暑い闘争に、ハラハラドキドキが隠せない。
また、妻と子ども一人の家族をもつエリオットは、家族を愛する姿が描かれる。
妻が非常に献身的に描かれてもいるが、連邦捜査官の仕事に対して、理解を示しているようだ。
エリオットネスは、アルカポネの取引を邪魔してから、家族を殺されまいと逃していた。
また何度も失敗して、警察内部から批判を受けるエリオットだったが、その度に何度も執念で立ち上がり、最後には奇跡を手にする。
「試合が終わるまで戦い続けないとな。試合が終わるまで戦い続けないとな、と言ったんだ」
「カポネ、聞こえただろう?これで終わりだ。レッスンは以上だ」
彼が最後まで戦い続ける姿に、共感せざるを得ないだろう。
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