長編大作映画『ハリーポッター』シリーズの第１作目、賢者の石。

気が遠くなりそうな長い設定だが、ここを振り返っておかねば、のちの話が進まない。

ハリーが生まれてロン・ハーマイオニーと出会うまでに

ハリーと物語の秘密が明かされる。

ハリー・ポッターの不思議な力

ハリーは小さな赤子としてマズル（魔法使いではない族）に預けられた。

預け先はダーズリー家。

ハリーの母親の妹の家族である。

ダーズリー家は父母ともに、子のダドリーを愛してやまない。

ハリーを明らかに差別し、ダドリーは甘やかしていた。

 

ある時、ダーズリー家はハリーも連れて動物園へ行くこととなる。

だが動物園の中で、ハリーは動かない蛇に話しかけた。

なぜか蛇はハリーの声に反応した。

 

ハリーが会話しているところを見たダドリーは

ハリーを押し飛ばし蛇の前に。

するとガラスが消えて、ダドリーは檻の中に。

ついでに蛇は動物園から逃げ去ってしまった。

 

ハリーに元もと備わった特別な力が働いた。

この時、ハリーはまだ自分が魔法使いであるとは知らない。

 

魔法使い学校へ連れていかれるハリー

ハリーが不思議な力を発した頃

ハリー宛に手紙が届くようになった。

ハリー宛の手紙をなんとしても受け取らせたくないダーズリーたちの行動は滑稽であったが、

ハグリッドがハリーの前に現れた。

 

ハグリッドは、ハリーへホグワーツ魔法使い学校への入学を誘いにきたのだった。

ダーズリーはハグリッドに何もできない。

 

ここでわかるのは、魔法使いとマズル（魔法使いでない族）とでは

天と地の差があるということ。

魔法使いの方が人類的にも優れ、

ハリーはそして特別な存在であるということだ。

 

ハグリッドはハリーの定めであるかのように諭し、

ハリーをホグワーツの入学に誘った。

悪のヴォルデモートの存在

入学のために必要な物を揃えるため、

ハグリッドに案内されて、オリバンダーの杖のお店へ。

ハリーにふさわしい杖を探すため、

オリバンダーは杖をとるがどれも合わない。

 

何かに閃いたようにオリバンダーは

ひとつのある杖を取り出した。

その杖を持つとハリーの髪がなびき

オリバンダーはこう言った。

「この杖は不死鳥の尾根で作られていて、

この杖以外にもう1本作られた。

何の偶然か、そのもう1本がハリーの額に傷をつけた。」

 

ハリーは新しい事実を知る。

オリバンダーは、ハリーの額に傷があることを知る一方、

ヴォルデモートが昔どのような人物だったのかも

知っていることになる。

自分がヴォルデモートに杖を渡したのだから。

察するに、ヴォルデモートは

初めは普通の学生だった。

しかし、何かがきっかけで

悪の道へと導かれてしまったのだ。

 

ハリーはハグリッドに

両親が殺され、自分だけが生き残った過去を聞いた。

 

ロン・ハーマイオニーとの出会い

入学品を揃えたハリーはいよいよ、

ホグワーツ魔法使い学校へと出発する。

ここで有名な9と3/4番線に乗り込むシーンである。

偶然にもロン・ウィーズリーと出会う。

彼もまた同じ年の入学生だった。

 

ロンもハリーポッターの伝説を知っていたことから

魔法使い族には、全員知れ渡っている事実なのだろう。

列車の中では、ハーマイオニーも登場し、

タンッとしたおべっかいな性格がよく現れていた。

 

【まとめ】賢者の石の序盤に明かされたこと

壮大な物語の第一歩は、

初めからハリーが伝説の存在だということだ。

これは色んな物語でもあまり見ない例だが、

生まれながらに特別な家系で育ち、特別な力を持っていた。

 

 

というような設定だ。

ハリー・ポッターの両親は、ヴォルデモートに何らかの恨みを買ったのだろうか。

なぜ、魔法使い族に知れ渡っているのか、

ハグリッドやダンブルドア校長たちは何を隠しているのか。