あの小さい子供アナキン・スカイウォーカーがジェダイの訓練を受けて帰ってきた。
パドメはアミダラ女王として共和国の議員であった。
だがパドメ女王に近く魔の手。
アナキンとオビワンは正体を掴むために、何者かの正体を暴いて行く。
そのさきに見えたのはドゥークー伯爵であった。
オビワンとアナキンは、共和国を守ることができるのか?
ジェダイを襲う暗殺者。暗殺者を雇ったジャンゴフェットなるもの
エピソード1では子ども役として登場したアナキン・スカイウォーカーがオビ=ワン・ケノービと共に帰ってきた。
国内紛争を収めていたオビ=ワンとアナキンは共和国に帰還。
この頃、共和国連合ではある問題が起こっていた。
何者かの仕業で1000にものぼる国が、共和国からの脱退を表明する。
共和国のアミダラ女王(パドメ)の危険を恐れたジェダイは、
オビ=ワンとアナキンにパドメを無事、安全なナブー国へ護衛するように命じる。
だが出発前、パドメが寝ている間に、何者かのドロイドが部屋にムカデのような生物を解き放った。
間一髪のところでムカデから守ったオビ=ワンとアナキンは、ドロイドとその犯人を追い立てる。
飛行機の乗り物ドッグで追いかける。
その先には、顔が変幻自在の女がいた。
彼女を捕まえ、暗殺しようとした理由と雇い主を聞くと、遠隔からドロイドに射殺された。
射殺した武器は毒の吹き矢だった。
吹き矢について調べたオビ=ワンは、友人デックスに情報を集めにいく。
するとその吹き矢は、アウター・リム星で作られる毒矢で、カミーノ星で大量に作られていた。
だがカミーノ星は共和国の図書館から存在が消されていた。
共和国の資料を書き換えられるのはジェダイだけ。
内部に不穏な動きがあることをしり、オビ=ワンはカミーノ星に。
アナキンはパドメの単独護衛を担当した。
オビ=ワンがカミーノ星でみたものは、
大量のクローン兵だった。
ジャンゴ・フェットと呼ばれる男もカミーノ星に止まっていた。
カミーノ星のラマ・スー閣下によると
「マスター・サイフォ・ディアスというジェダイからの依頼で、10年前からクローン軍隊を作っている」
しかし共和国では、サイフォー・ディアスは10年前に死んでいることになっている。
アナキンとパドメの再会。惹かれ合う二人。
アナキンとパドメの2人関係が深く変わるのもエピソード2の見所だ。
海外の恋愛の描かれ方に、反吐がでる日本人もいるようだが。
アナキンとパドメは10年ぶりの再会だった。
修行を重ね、戻ってきたアナキンはパドメに会うなり
「美しくなられた・・・。議員として・・・。」と濁し、10年間の想いを少しずつ解放していく。
オビ=ワンがカミーノ星に調査しに行ったことで、アナキンとパドメは2人で関係が近づいていく。
アナキンはパドメをたびたび口説いていくのであった。
ロマンチックが苦手な人は、少し耐えられないかもしれない。
だがパドメは自分がアナキンに惹かれながらも、自分の立場を理解していた。
パドメは共和国の議員。
そしてアナキンは規律の厳しいジェダイ。
2人が偽り暮らしていくことなどできないと悟っていた。
ナブー国の海岸で、思わずアナキンとパドメはキスをしてしまう。
だが理性に帰ったパドメは「いけないわ」とキスを中断。
2人の想いは叶えられないのか・・・・。
アナキンの未熟さ、そして怒り、悲しみ
エピソード2ではアナキンの未熟さも存分に表現されている。
剣術としてはずば抜けているものの、精神的な甘さがあった。
オビ=ワンは小うるさい母のように、アナキンを注意していた。
「必ず私(オビ=ワン)か評議会の許可を取るんだ」
「お前はまだ未熟だ」と伝えてもいた。
しかしアナキンは、そんなオビワンの言葉を受けとめきれずにいた。
アナキンからすれば、オビ=ワンに早く認めてもらい、1人前のジェダイとして理解してほしかった。
そんな中、アナキンにとって価値観を揺るがす大きな事件が発生する。
アナキンは昔から何度も母の夢をみていたようだった。
母が危ない目にあっているのを知ると、
「もう母を助けに行くしかない。それしかない」と
パドメの護衛から離れるなと言われていたが、パドメの了承を得て故郷タイトゥーンへと戻ってきたのだった。
しかし母のシミ・スカイウォーカーはそこにはいなかった。
ワトーと再会したアナキンが問うと、シミはラーズという人物に売ったという。
そしてラーズの元に行くと、シミがタスケンレイダーという宇宙部族にさらわれたと聞く。
タスケンレイダーは凶暴で、30人がさらわれて戻ってきたのはわずか4人だという。
アナキンはタスケンレイダーの住処に駆けつけた。
だがそこで待っていたのは悲惨な母の末路だった。
辛うじて母を見つけたアナキンだったが、
そこにいたのは、腕を縛られ、鞭で叩かれたような傷で瀕死状態の母だった。
そして母は、最後にアナキンの顔をみて息を引き取った。。。
「愛してる・・・」との言葉を最後に。
怒りと悲しみでいっぱいになるアナキン。
アナキンは、タスケンレイダーを全て皆殺しにしてしまったのだった。
「怒りは悲しみを、悲しみは憎しみ」
エピソード1のヨーダの言葉が現実のものとなってのである。
ドゥークー伯爵の罠
ジャンゴ・フェットを追うオビ=ワンは、ある星にたどり着く。
そこでみたものとは、ドゥークー伯爵が共和国をやっつける軍隊を秘密裏に形成している場所だった。
だがオビ=ワンはドゥークー伯爵につかまってしまう。
すんでのところで、オビ=ワンはアナキンの状況を通信で伝えることができた。
オビ=ワンの状況を聞いたアナキンとジェダイは、オビ=ワンを助けに星へと向かう。
マスター・ウィンドに「アナキンはアミダラ女王を護衛してそこにいろ」と言われるも、
パドメは「私はオビ=ワンを助けに行く。だから私を護衛して」とアナキンもオビ=ワンを助けに行った。
果たして、アナキンとパドメはオビ=ワンを救うことができるのか。
ジェダイたちとドゥークー伯爵率いるドロイド軍との戦いも魅力的だろう。
クローン軍隊の誕生とシス暗黒卿の魔手
ドゥークー伯爵は、ある星から逃げる際、「最終兵器の設計図」というのを持ち帰った。
この時、ドゥークー伯爵は
「コルサントへ行く、マスターへ持っていく」といい、ジェダイの住むコルサントへ向かった。
向かった先にはシス暗黒卿の姿が。
カミーノ星の完成する20万の軍隊。
そして記事には書かなかったが、共和国の最高議長がパルパティーンに。
アミダラ女王が不在の間、パルパティーン議長が最高議長として、共和国に軍隊を誕生させた。
いよいよクローン戦争の始まりである。
PS
エピソード2は非常に多くの変動がある。
エピソード1よりもネタが豊富で、エピソード3のクローン戦争への種やシス暗黒卿の力の増大が描かれている。
またエピソード3でアナキンの身に起きる全ての理由が、エピソード2で描かれた精神的未熟さと、母を失った悲しみが大きいところにある。
エピソード2は場面もよく変わり、エピソード1から観ると非常に面白い内容だ。
色恋沙汰が苦手な人もいるだろうが、そこものちに重要な伏線となっていく。
パドメやアナキンの表情にも注目すると、今後のストーリーをより深く楽しめるだろう。