『時計じかけのオレンジ』は、とてつもなく過激な描写で描かれるイギリスの映画。
ヒューゴー賞やアカデミー賞など数々の受賞をはたしている。
このタイトルは何を表しているのか気になりませんか?
この「オレンジ」の少し解明します。
気になる時計じかけの『オレンジ』の意味とは?
何も知らない方は「みかん」を思い浮かべるでしょう。
しかしみかんでは全く意味がわかりません。
そこで、調べてみると、このようなことがわかりました。
①オレンジとはイギリス、ロンドンの下町言葉で「何考えてるかわからん変人」
②スタンリー・キューブリックがかつて住んでいたマレーシアでは「人間」をマレーシア語で「オラン(ORAN)」
この2つが有力。
割とどこのサイト見ても書いてあること。
スタンリー・キューブリックの生きてきた言葉の中で、最も当時の若者を表す言葉だったに違いない。
時計じかけの〜〜〜ほにゃらら
オレンジの意味がだいたいわかったところで、今度は「時計じかけ」
時計じかけは、「時間をあらかじめ決められている」といったような意味がある。
「時計じかけの」で有名どころは
名探偵コナンの映画『時計じかけの摩天楼』が有名。
ビルに仕掛けられた爆弾の青の導線を毛利蘭が切って、爆弾を解除する。
なぜ青の導線を切ったのかを聞くシーンで終わる。
爆弾の時計が「時計じかけ」となるのは間違いない。
他には、ジャニーズの嵐の曲「時計じかけのアンブレラ」がある。
ドラマ『マイガール』の主題歌「マイガール」のカップリング曲で、
失恋をきっかに回り出した歯車を「時計じかけ」と読んでいると思われる。
この件については、ブログ「独断解説の嵐」が詳しく考察している。
人は簡単に腐っていく。オレンジ疑惑で奈落に落ちたジェレミア
筆者の好きなアニメに『コードギアス』というアニメがあるが、
ブリタニア帝国の軍事リーダーだったジェレミアは、反乱分子ゼロに「オレンジ疑惑」を着せられる。
「オレンジ君・・・」
ゼロがジェレミアに問いかけるのだが、ジェレミアは身に覚えがない。
ジェレミアは「オレンジ疑惑」という中身のない言葉によって「裏切っている」と思われ、役職を解かれる。
(厳密には疑惑よりはゼロに操られた行動が原因)
「オレンジ」というのは甘みが凝縮しているが、保存方法を間違えれば一瞬で腐ってしまう。
「時計じかけのオレンジ」は腐っていく人間という皮肉が込められているのかもしれない。