ニュートとティナは死刑を免れた。
MACUSAの追跡を避けながら、逃げた魔法動物を探しにゆく。
一方、街でも黒い塊(オブスキュラス)が物議をかもだしていた。
オブスキュラスの正体を突き止めるため、物語は一気に佳境へと突入する。
クリーデンス一家の母が殺される
グレイブス長官の指示を受けて、怯える青年クリーデンスは、自分の家の妹モデスティの部屋を探っていた。
すると、妹の部屋から杖が出てきたのだ。
魔法の杖?なんで妹が?という疑問を抱いたが、その現場をモデスティと母親に見られてしまう。
クリーデンスの母は、杖を取り上げ、クリーデンスにベルトでお仕置きをしようとしていた。
母は、杖を折り、ベルトを手に持った時だった。
家を黒い塊が襲い、クリーデンスの家は崩壊し、母はズタズタに殺された。
クリーデンスの悲しみ
魔法動物を捕まえるシーンは、映像を見なければわからないような、魔法を使った演出が施されている。本記事では、ストーリーを進めるようにしよう。
クリーデンスの母が殺され、家が破壊されたところに、
危険を察知したグレイブス長官が様子を見にきた。
クリーデンスは怯えながらうずくまっている。
グレイブスは「妹はどこへいった。モデスティを探せ。彼女が危ない」とクリーデンスに問いかけた。
10歳以下で死ぬことを知っているグレイブスは、どうやらクリーデンスの妹を疑っているようだ。
だが、グレイブスはクリーデンスに突き放す言葉を伝えた。
グレイブス「君はスクイブという種族らしい。魔法使いの家系だが魔力はない。もう君に用はない。」
その言葉を聞いたクリーデンスはしばらくして、とんでもない力を発揮する。
彼の周りの建物が破壊され、彼自身が黒く、煙になっている。
クリーデンス「あなただけはしんじていたのに・・・。」
そういってクリーデンスは狂気の目をして、オブスキュラスに変化してしまった。
「制御する気はない」
オブスキュラスを作るものは大概10歳以下で死ぬのが通説だった。
だが、クリーデンスの場合、彼自身の力が強すぎてオブスキュラスを体内にずっと溜め込んで成長してしまったのだ。
その結果、誰もが想像できない巨大なオブスキュラスを生み出してしまった。
グレイブスとMACUSAの攻撃
オブスキュラスはニューヨーク中を駆け回り、すべてを破壊してゆく。
グレイブスはオブスキュラスを追いかけた。
そして、ニュートやティナも彼の存在に気づき、オブスキュラスをおさめようと駆けつけた。
クリーデンスは地下鉄へと消えていった。
そこには、グレイブス長官も駆けつけた。
そしてニュートとティナがオブスキュラスを助けようと声をかけた。
だが、グレイブスはニュートを攻撃した。
ニュートは苦しむ最中、クリーデンスは怯えている。
そこに、MACUSAの軍団が地下鉄へと現れる。
MACUSAは、何もいうことなく、一斉にクリーデンスを魔法で攻撃した。
魔法で攻撃されたクリーデンス(オブスキュラス)の体は粉々になり、灰となって消えてしまった。
グレイブスの正体
MACUSAはニューヨークを脅かすオブスキュラスを退治した。
だがグレイブスだけは違った。
「オブスキュラスを殺したのは過ちだ!俺たち魔法使いは、ネズミのように追いやられ、魔法を抑えて生きていかなければならない。一体誰を守る法だ?俺はもう従えない。」
そう言って、グレイブスはMACUSAの連中を攻撃した。
だが、そこにティナが呪文を放った。
「レベリオ(現れよ)!」
すると、グレイブスの顔はみるみる姿を変えた。
なんと、そこにはジョニー・デップの顔が!!!
いや、グリデンバルドだった。
欧州を襲撃したグリデンバルドが、グレイブス長官の姿に化けていたのだ。
グリデンバルドはMACUSAに捕まる。
一体彼の目的はなんだ。
グリデンバルドはニュートの顔を見た。
一体何者かはわからない。
続編へと続いて行くのであろう。
こうして、オブスキュラスは死に絶え、グリデンバルドが捕まったところで第1作が終了する。
コワルスキーとの別れのオリビエイト(忘却術)
最後は、コワルスキーとの別れである。
本作でもかなりジワっとくるシーンだ。
なぜなら、コワルスキーは普通の人間だから。
魔法使いの掟では、「魔法を見た人間には必ずオリビエイト(忘却術を)をしなければならない。」
だが、オブスキュラスの一連事件で、人間の人々は魔法を見まくった。
全員の記憶を消すのは無理だと思われた。
そこで、ニュートが大きな鳥フランクを人間界に解き放つ。
フランクに魔法の薬品を持たせ、空の暗雲めがけて解き放った。
フランクが持っていた薬こそ、忘却術の薬だった。
薬は雲と爆発して雨を降らせた。
人々は、雨を体に浴びる。
家にいる人は、シャワーや飲む水でオリビエイトにかけられた。
この一連の騒動で見た魔法の記憶をごそっと消すことに成功した。
また、ニュートがニューヨークに来た目的は、大きな鳥のフランクを本来いるべき場所に帰す事であった。空に解き放ったいま、ニュートの目的も果たされた。
最後はコワルスキーとの別れである。
彼も人間だ。
コワルスキーはとってもチャーミングで愛されるキャラクターだ。
彼はティナの妹に恋をし、また妹もコワルスキーに恋をしていた。
だが、最後はオリビエイトの雨に打たれ、彼は忘れてしまった。
のちに、コワルスキーはパン屋を創業した。
そして、コワルスキーのパン屋に、妹クイニー・ゴールドスタインが現れた。