魔法動物との共生を目指すニュート・スキャマンダーは、とある目的を果たすためにアメリカへと到着する。
しかし、ひょんなことから魔法動物たちが脱走してしまう。
一方でニューヨークでは、黒い塊「オブスキュラス」が暴れまわっていた。
原因を突き止めるため、グレイブス長官らMACUSAも動いている。
チャーミングなキャラクターであるコワルスキーたちとの旅は始まったばかりだ。
おびえる青年クリーデンス
ニュートが、自分の鞄の中で飼っている魔法動物たちと触れ合っている時、人間界ではグレイブスがとある人物に近づいていた。
とある人物は、小さい頃から母親に虐待を受け、おどおどと怯えながら生きている青年クリーデンスである。
グレイブスはクリーデンスに「子どもを探せ」と命令していた。
この時点で事情はよくわからないが、グレイブスはMACUSAとは秘密裏に動いているようだ。
なぜ小さな子どもを探すのかは、まだ明かされていない。
クリーデンスはただ怯えながら、グレイブスに従っていた。
逮捕されるニュートとゴールドスタイン
ニュートは自分の飼っている動物たちを確認し、どの動物が何匹脱走したのかを把握した。
魔法動物については、詳しくわかり次第、記事にしたい。
ニュートとコワルスキーが魔法動物を探している間、
人間界では選挙演説が行われていた。
新しい候補が演説をしようとした時、黒い塊「オブスキュラス」が彼を八つ裂きにしたのだ。
こういったこともあり、ゴールドスタインはニュートらを取り調べしてもらうため、断腸の思い?でニュートの鞄をMACUSAの議会へと持って行ってしまった。
まだ彼らが、鞄の中で動物たちと触れ合ってる時に、である。
ニュートらが鞄から出てくると、そこはMACUSAの取り調べ室だった。
魔法飼育禁止令が出ているアメリカで、魔法動物を解き放ったニュートはその場で逮捕されてしまう。
「動物だけは傷つけないで!危険じゃない!」
ニュートはそう言いながら、逮捕されて牢屋へとぶち込まれてしまう。
このようなメッセージは、作家のJ・K・ローリングが訴えたいメッセージかもしれない。
そして、グレイブス長官はニュートだけでなく、鞄を持ってきたゴールドスタインにも死刑を宣告した。
オブスキュラスの存在
牢屋にぶち込まれたニュートとティナ(ゴールドスタインのことをこれからティナと呼ぼう)は、牢屋の中でオブスキュラスの存在について語っている。
この物語で、オブスキュラスの存在は知っておく必要がある。
オブスキュラスとは
その昔、魔法使いが人間社会から迫害された時、
力を抑えるために魔法を使った。
魔法を使えば迫害されたからだ。
だが、力を抑えきれずに生まれてしまったのが「オブスキュラス」だという。
オブスキュラスを生むものは、その強大な力に屈して、10歳以下で死んでしまうのが通例だという。
魔法を押さえつけた暴走こそ、オブスキュラス。
子どもの心の闇なのだ。
この辺りは、J・K・ローリングのメッセージ性なのかもしれない。
イマジネーションを押さえつけられたことで、本来の子供らしさが失われて10歳以下で心が死んでしまうという。
まあ、そのようなことは置いておいて、「オブスキュラス」の存在はぜひ覚えておくと良い。
10歳以下で死ぬことから、グレイブス長官がなぜ「子どもを探せ」と言っていたのか推測がつく。
脱走した魔法動物たちを探せ!
牢屋でオブスキュラスの存在を話し合ったが、
ティナの死刑が迫っていた。
死刑は水の中に溺れるという方法だった。
だが、苦しいものではなく、魔法使いの力によって脳内の幸せな記憶を呼び戻される。
そして幸せな気分になりながら死んでゆくのだ。
ティナは死刑執行人に記憶を呼び戻され、ティナの幸せな姿が目の前に広がった。
愛する家族がそこに待っていた。
だが、それと同時に、ティナがクリーデンスに優しく呼びかけているシーンも映される。
それはティナが、虐待されていたクリーデンスを救いたい気持ちからでた、彼女の優しい行動だった。
死刑の場に同行していたニュートは、そんなティナの過去を見ることなる。
もうすぐティナが死ぬかもしれない、というところで、ニュートの魔法動物たちが鍵を解除したりとなんとか脱出することに成功した。
MACUSAから逃げたニュートらは、さあ魔法動物を探しにゆく。