牢獄アズカバンから殺人犯と噂されるシリウス・ブラックが脱走した。
ハリー・ポッターに危険が迫る。
ハリーは新しく赴任したルービン先生に、防衛術の魔法を教えてほしいと懇願。
語られるハリーの両親を裏切った人物。
そしてシリウス・ブラックとさらに黒い影の正体をハリーたちは暴けるのか!
ホグワーツを写す真実の地図
ホグワーツから外出できる唯一の街、ホグズワードにいけないハリー。
そこにロンの兄2人がハリーを導く。
ロンの兄たちは、ハリーに「ムーニーとワームテール」と書かれた1枚の羊皮紙を渡した。
それは、ホグワーツの真実がわかる地図であった。
ホグワーツ学校の廊下に、今誰が歩いているか。
それを映し出す魔法の地図。
フィルチ先生が持っているものらしい。
ハリーは教えてもらった出口から、ホグズミードへと向かった。
ホグズミードは雪が降っている。
ハリーは許可を得ていないため、透明マントを被って忍び込む。
そこへ、マダム・ロスメルタとの女性に、マクゴニガル先生と一人の男が会うのを見た。
ハリーはマントに隠れて、話を立ち聞きするつもりだった。
ハリーの両親を殺したのはシリウス・ブラック!?
ロスメルタたちから聞こえて来た話はこうだった。
シリウス・ブラックは、ハリーの両親の友達を殺した。
ペディグリーを、殺しただけでなく、粉々した。
残っていたのは指一本だけだったらしい。
そして、ハリーの両親を追いやったのはブラックだ。
彼は昔も今も、ハリーの名付け親なのだ
ブラックは裏切ったのに、ハリーの名付け親という少し矛盾する話だったが、
ハリーはブラックに激ギレする。
ハリーはブラックを倒す決意をして、ルービン先生の元へと急いだ。
エクスペクト・パトローナム(守護神よ、来たれ!)
今年から新しく赴任したルービン先生は、防衛術の専門だった。
ホグズミードにいけなかったハリーは、ルービン先生と度々会話していたが、
シリウス・ブラックが両親を裏切ったと知ったハリーは、ルービン先生に術を教えてもらいに願った。
ハリーはディメンターを追い払うくらいの魔法を身につけたかった。
ルービン先生が教えたのは、
「エクスペクト・パトローナム(守護霊よ、来たれ!)」である。
明るい光が眩く照らし、魔物を近づけさせない強力な魔法だ。
ハリーは両親への熱い想いを胸に、エクスペクト・パトローナムの習得に成功した。
死んだはずのピーター・ペディグリー
ハグリッドの元に悲報が舞い降りた。
ハグリッドの初回授業で、マルフォイのいたずらでハグリッドのバックビークの件で裁判が行われた。
判決の結果、マルフォイがバックビークの処刑を願った。
そんな悲報を受けつつも、ハリーは真実の地図を使い、夜のホグワーツを歩き回っていた。
すると、ホグズミードでマクゴニガル先生らが語っていた「ペディグリー」との名前が地図に乗る。
その時の話では、
「ペディグリーはシリウスに殺された」と聞いていた。
なぜか死んだ人の名前地図に映る。
次第にハリー・ポッターの方まで近づいて来た。
真実を確かめようと思ったが、ハリーがいた通路でペディグリーが移動していく。
人間なら絶対に気づく距離であったが、人や影の姿はなかった。
ハリーは「ペディグリー」との名前が移動していったことに、姿が見えなかったので地図が壊れてるんじゃないか?と考え出したのです。
そこにスネイプ先生が背後から現れ、ハリーが持っていた地図を怪しみ回収しようとした。
だが、うまいタイミングでルービン先生が現れた。
地図の存在も知っているようだった。
ルービン先生が地図とハリーの身柄を引き取って、話は終わるかに思われた。
ハリー「この地図、正しいとは限らないよです。死んだ人が歩いていました。」
ルービン「誰かね?」
ハリー「ピーター・ペディグリュー」
ルービン「(びっくりした様子で)ありえないことだ」と不敵に笑って見せた。
新しく登場したピーター・ペディグリューの正体とは?
そしてルービン先生の親密度が気になる。
ルービン先生は果たして仲間なのか?
案外的だったりするのではないか?