ボヘミアン・ラプソディー

人生で一回は観るべき!『ボヘミアン・ラプソディー』が音楽ファンの心を鷲掴みにする理由

伝説のバンド「Queen」を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディー』がついにDVDorBlue-rayなどの発売、レンタルが開始された。音楽が好きな方なら誰もが一度は観て欲しい映画。映画としても日本アカデミー賞を取得するなど、日本映画としては評価が高い。その理由と魅力について語ってゆく。

Queenの世界へようこそ

さて、Queenを描いた映画『ボヘミアン・ラプソディー」は音楽好きの私を、いとも簡単に心を鷲掴みにした。私自身元々、Queenサウンドは聴いたことはあれど、そこまで聴き続けるほどではなかった。もちろん伝説のバンドということは知っている。しかし、この映画により、私にQueen愛が芽生えてしまった。

フレディ・マーキュリーの生い立ち

Queenのことをあまり知らない人の方が、この映画を観ると良いかもしれない。フレディ・マーキュリーは、伝説のパフォーマンスをしつつも、当時の大病エイズにかかり若くして亡くなってしまう。彼のことをよく知ってる人こそ、愛が強すぎるがゆえに、「もっと多くを語ってよ!」となるかもしれないが、Queenをほとんど知らない人には丁度良い。

Queenのボーカル、フレディ・マーキュリーは4人家族に育つも父と不仲だった。名前もファルーク・バルサラと全く違う。彼は自分の家族がゾロアスター教であり、そういう環境を嫌っていた。自分で「フレディ」と名乗るなど普通の人とは少し違っていたようだ。夜中にライブハウスに出かけるなど遊びながら過ごしていたようだ。

彼はQueenのギター、ドラムとなるブライアン・メイ、ロジャー・テイラーに声をかけボーカルとして売り込んだ。フレディは自分で音楽を作り、変わった青年、夢を追いかける青年だったのだ。

Queenの結成、売れるまで、売れてから

Queenが結成されてから、音楽事務所から声がかかるまで、そう時間はかからなかった。新たにベースも加えて曲を作る。それが瞬く間に売れ出した。

新しくマネージャーとしてポール・プレンターという男が仲間に加わる。しかし、彼がフレディにとっての人生を作り、人生を壊す存在となってゆく。映画でもこの2人を取り巻いて、Queenの存在やフレディの周りの存在を脅かしてゆくこととなる。

Queenが売れてから、多くのロックミュージックが世に解き放たれてゆく。フレディは自分の名前を「フレディ・マーキュリー」と改名し、音楽性もオペラ要素を取り入れてゆく。

音楽事務所のプロデューサーと曲の方向性についても揉めるも、フレディはQueenを『今まで世にない音楽を作る。Queenは過去に囚われない』と自分の主張を通す自信家でもあった。

そんなフレディは普通とは変わった存在であることに気づいてゆく。そう、フレディは「ゲイ」でもあった。

フレディ・マーキュリーのバイセクシャルとしての苦悩

映画でもフレディの「バイセクシャル」に焦点をあてゆく。Queenのマネージャーであったポール・プレンターもゲイであった。彼はフレディを誘うように”仕事仲間を超えた仲”へと導いてゆく。

フレディはもともとメアリーという婚約者がいた。二人は愛し合い、結婚したが、ツアー三昧のQueenの活動に会う時間も少なくなる。フレディは「絶対にこの指輪を外したらだめだよ」とメアリーと誓い合っていたが、自分自身の「ゲイ」であることを認めてゆく。

フレディはメアリーを愛していながらも男性をも愛する「バイセクシャル」であることをメアリーに告白することとなる。普通の人には想像できない苦悩を持っていたことだろう。メアリーは次第にフレディから離れ、別の人と結婚し妊娠した。

バイセクシャルの苦悩もさながら、マネージャーのポール・プレンターはフレディを利用し、自分のゲイ仲間をフレディ宅に呼んでは、毎夜馬鹿騒ぎしていた。ついには、ポールプレンターに、世界史上最高となるであろうの音楽祭「ライブエイド」の出演を隠され、フレディは音楽人生を終えようとしていた。

世界の難民に捧ぐ「ライブエイド」の存在

この「ライブエイド」という音楽フェスは、実際に行われたものだ。難民に捧ぐために、世界中に発信し、音楽家が無償でライブをする。そして世界中の人々に募金を募るという慈善的要素をもつ取り組みだ。

ポール・プレンターの策略により、Queenを解散してソロ活動を行なっていたフレディ。しかし、かつての恋人、メアリーの言葉によって彼は目を覚ます。「ライブエイドの存在を隠していたこと」をメアリーによって諭され、フレディはポールの元から離れた。そして、自分の勝手な行動で解散したQueenメンバーに会い、ライブエイドへの参加を再結成を懇願した。

復活のQueenとなるまで、長い年月だっただろう。Queenのメンバー全員が久々の演奏を渋りながらも、フレディの言葉が胸に刺さる。

「おそらくライブエイドに出なければ、ライブエイドがあった次の日から、僕たちは一生後悔することなるだろう」

最後に

して、ライブエイドにQueenが出演し、信じられないほどの一体感を会場に生み出すのは、映画を見てのお楽しみだ。

映画『ボヘミアン・ラプソディー』は音響ももの凄く良い。映画館で観るとより迫力あるサウンドと共に、感動するのだがDVDなどで観て聴いて欲しい。

『ボヘミアン・ラプソディー』を鑑賞するならレンタル・動画配信サービスなどどれがオススメかは、別記事「映画『ボヘミアン・ラプソディー』を観るならDVDレンタル、動画配信サービスどれがオススメ!?」で紹介する。

ぜひ、Queenの世界を一つ覗いてみて欲しい。今までの印象が一変することは間違いないだろう。

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