ヴォルデモートの戦いに備え、魔法の修行をつむハリーたち。
しかし、彼らが作った「ダンブルドア軍団」は解散させられてしまう。
そしてダンブルドアが退任させられ、アンブリッジが校長となった。
裏ではヴォルデモートが「あるもの」を探していた。
彼に力をつけさせないため、ハリーたちは必死に行動する。
「ダンブルドア軍団」解散させられたことで、ハリー、ロン、ハーマイオニーはハグリッドの元へと相談しにゆく。
すると、ハグリッドはグロウビーという名の巨人を紹介してくれた。
このグロウビーが、後ほどアンブリッジ先生から助けてくれるのだ。
巨人なのに優しい目をした良い奴である。
ハグリッドに励まされたハリーは、再び閉心術を身につけるため、スネイプ先生と修行をしていた。
スネイプ「感情を制御し、己を支配しろ。闇の帝王は休んでおらんぞ。
お前とブラックは似てる。不当な扱いだと不満ばかり。」
そしてスネイプ先生は、自分がハリーの父親にひどいことをされたことを語った。
ハリーは両親のことを言われると、すぐカッとなる。
プロテゴ(護れ)!!
との呪文を唱えると、スネイプ先生の若かりし頃の映像が脳内をかけめぐった。
そこにはハリーの父が、スネイプ先生を魔法でいじめてる姿があったのだ。
ハリーは信じられないような面持ちになった。
スネイプ先生の修行を終えると、ハリーは急に力を失ったように地面に倒れ込んだ。
彼は、また何か映像を見ていた。
ヴォルデモート『俺様は予言が欲しい。』
シリウス『死んでもやらん・・・!!』
ヴォルデモート『クロッシオ(苦しめ)!!』
そんな会話が、ハリーの頭に流れこんできた。
さらに、背景にどこか見覚えがあるのを感じた。
そこは「神秘部」だ!
ハリーが出頭したところ。
そこのある部屋に、予言が隠されているのだ。
ハリーは、ダンブルドア軍団のメンバーと一緒に、予言を探しにいく。
メンバーは、ハリー、ロン、ハーマイオニー、ジニー、ルーナ、ネビルだ。
神秘部の部屋に着くと、そこは暗闇で骨董品ばかりが置いてある部屋だった。
丸い水晶のようなものがたくさん置かれている。
ハリーは予言を渡さないために、予言の水晶を先に発見する。
水晶にはこう書かれていた。
『帝王を倒す力を持つものが現れる。
一方が生きる限り生きられぬ』
そのような予言だった。
だが、ハリーたちの周りには、黒い影が潜めていた。
気づくと、ハリーたちはデスイーターに囲まれていた。
もちろんヴォルデモートの仲間である。
奴らは、必死で予言の水晶を奪いにきたのだった。
しかし!ダンブルドア軍団は負けない。
ステゥーピファイ(マヒせよ)
レピコーパス(浮上せよ)
ペトリフィカス・トタルス(石になれ)
レダクト(粉々になれ)
覚えた呪文を次々に唱え、デスイーター相手に互角の戦いを見せるのであった。
みんな勇気がある。
ネビルでさえも、デスイーターに立ち向かっていた。
しかし、大きな扉のある部屋に行った時だった。
ハリーたちは全員が人質に取られてしまった。
やはり、力の差はまだまだあったのだ。
デスイーターのうちの一人、ルシウス・マルフォイは「水晶を渡せ」という。
人質を前にして、ハリーは仕方なくゆっくりと水晶をルシウスに渡した。
すると、白い光がデスイーターを襲った。
不死鳥の騎士団だ!!!
シリウス・ブラックやリーマスなどがハリーたちを助けにきた。
強力な敵に対して、熟練の魔法師たち。
反撃だ!と思った。。。
だが、
ベラトリックスの「アバダ・ケダブラ(生き絶えよ)!!」は、シリウス・ブラックに命中してしまった。
シリウス・ブラックは抜け殻のようになり、何かの壁に吸い込まれてしまった。
シリウス・ブラックはここで死んでしまった。
シリウス・ブラックが死に、我を失うハリー。
そこに、ヴォルデモートが姿を現した。
ヴォルデモートはハリーを攻撃した。
ハリーは魂を奪われそうになった。
そこにダンブルドアが姿を現した。
ダンブルドアとヴォルデモートのとの一騎打ちである。
両者一歩もゆずらない、強力で、誰も立ち寄れないほどの大迫力だ。
そんな最中、ハリーは気を取り戻そうとし、ハリーの仲間たちがハリーの元へと駆けつける。
ハリーは、あることに気づいた。
「お前の負けだ、愛を、友達を知らない。かわいそうなやつだ。」
ハリーは、渾身の力を振りしぼって、ヴォルデモートに対抗した。
すると、そこに魔法省の人たちが現れた。
姿を見られたことを焦ったヴォルデモートは、その場から姿を決してしまう。
ハリーは戦いの中で、かけがえのないものを見つけた。
それは、ハリーが守るべきもの。
それは、シリウス・ブラックがいつも伝えたかったこと。
「愛や友達だ」