名探偵コナン映画の記念すべき第20作目となる『純黒の悪夢(ナイトメア)』は前作から20億円も興行収入がアップした大ヒット作品。
襲いかかる黒の組織、謎に包まれた白髪の女、FBIと警察の戦いにコナンは真っ向から挑んでいく。
今作のあらすじ、建物のモデルや魅力を一挙紹介!
本作のストーリーは東都水族館で繰り広げられる。
モデルとなった場所は東京都品川区の『アクアパーク品川』
幻想的なイルカショーなどイルミネーションに力を入れている水族館だ。
その水族館には、大きなカプセルにのって楽しめる大観覧車がある。
作中では観覧車が2つ併設されている。
この大観覧車を巡って事件はクライマックスへといくのだが・・・
観覧車のモデルは、シンガポールにある「シンガポール・フライヤー」とされている。
イルミネーションの雰囲気も非常に綺麗だ。
他にもイギリスのロンドンでは「ロンドン・アイ」という大観覧車があり、
カプセル型の乗り物という意味では、こちらの方が作中に近いのかもしれない。
(ロンドンアイの観覧車)
(ロンドンアイの観覧車)
こんな高い場所で戦いが繰り広げられる今作は、激しいアクションとスリルを感じられる。
物語は、記憶を失った白髪の女から始まった。
彼女は警察の機密ファイル(通称:ノックリスト)を奪おうとしていた。
しかし、すんでのところで見つかり警察に追いかけれた。
追いかけられる中で、FBIの赤井秀一にやられ、爆発の衝撃などで記憶を失う。
東都水族館に遊びに来ていたコナンと少年探偵団は、
記憶を失った女に遭遇する。
コナンは「お姉さんの記憶を取り戻したいんだ」といって写真を撮り、欄を経由して警察への協力をお願いした。
記憶のなかった女に優しかったのは少年探偵団。
白いイルカのキーホルダーをもらったり、ダーツで楽しんだりと
彼女にとって楽しい思い出をつくってくれたのだ。
そんな彼女は、観覧車から見える花火の色で、失った記憶が徐々に戻りかけ、ある名前を口にする。
『スタウト、アクアビット、リースリング』
彼女が口にした言葉は全てお酒の名前。
ノックリストを見つけた彼女は、組織に持ち帰ろうとしていたが、黒の組織としては記憶を失った彼女が痛手だった。
公安に追いかけられてる彼女を早く見つけて回収(身柄を安全に)する必要があった。
彼女が口走った時、観覧車で一緒にいた少年探偵団は、
「スタウト、アクアビット、リースリング」をメモ。
それを聞いたコナンは、黒の組織が女と関わっていることを知った。
ベルモットは影でサポートを、ジンは速やかに彼女を確保するために東都水族館へと動き出す。
白髪の女は、観覧車に乗っているときに記憶が戻り、
組織に戻ろうと考えた。
しかし、少年探偵団から教えてもらった楽しい思い出が、彼女を変えていった。
彼女の動きを完全に読んでいたジンは、
なぜか観覧車のいたるところに爆弾を仕掛けていた。
逃げようとする彼女最後に始末しようという考えだった。
爆弾に気づいたコナンは、観覧車にかけつけていた赤井秀一と安室透に協力を呼びかけ、爆弾を解除する。
だが同じ時刻に、白髪の女が観覧車から逃げ出した。
組織を裏切ったとみたジンは、ヘリで観覧車に弾丸の雨を降らせたのださんだ。
本作では、FBIと警察公安との戦いも魅力的だ。
赤井秀一をライバル視する安室は、赤井秀一との肉弾戦を仕掛けるのであった。
それも観覧車の頂上で。
さらに黒の組織のヘリが観覧車を襲うとき、
赤井秀一のシーンに心を奪われることだろう。
「堕ちろ」
赤井秀一と安室透のクールさに観るものは惚れてしまうだろう。
観覧車に弾丸の雨を降らせたジンたちは、観覧車の車軸を破壊した。
支えを失った観覧車は、施設内を転がり始めた。
まだ水族館で楽しんでいる人は大勢いた。
そんな中、コナン、安室透、赤井秀一の3人が必死で観覧車を止めようとする。
あとちょっとで止まるところで、観覧車を止めたのは白髪の女だった。
だが彼女の姿はなく、黒く焼け焦げたイルカのキーホルダーだった。
これこそ純黒の悪夢(ナイトメア)だった。
スリルと思い出の色が変わるストーリー展開に、あなたも感動するだろう。
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