東京喰種-トーキョーグール-

漫画実写『東京喰種-トーキョーグール』は正義 (喰種)と正義(人間)の終わりなき闘い

大人気漫画『東京喰種(東京グール)』が実写化された。『東京喰種-トーキョーグール』は、実写化でもかなり面白いアクション満載の映画だ。ただ人間を喰べる生き物がのさばる物語ではない。それは多様性論争にまで発展しそうな正義と正義のぶつかり合いだった。

喰種(グール)になってしまった人間の金木研(役:窪田正孝)

元は人間だった金木研(役:窪田正孝)。お気に入りのカフェで友達のヒデとだべってた。カフェに訪れるリゼという女の子を好いていた金木は、ヒデに背中を押されてデートへ行くことに。リゼはメガネをかけた読書好きの純粋そうな女の子かに見えた。

デートの帰り、急に距離を近づけるリゼ。読書好きのメガネ少女では思いもつかないような肉食系女子ぶり。金木の腕に触れ、そして

私、前から知ってたの。金木くんが私を意識してること

そして公園でぎゅっと抱き寄せる。そんな積極的女子とは思えない彼女が金木を抱き寄せる。そして・・・金木の肩をガブリッ!

運良く助かった金木。リゼはバラバラにされ、人間の手に渡った。金木研は体の異変に気づく。

人間しか食べれない喰種(グール)と喰種を研究する人間

喰種(グール)になると、人間しか食べれなくなる。普段の食材がとても不味く感じる。トマトが馬の糞のような匂いを感じたり、口に入れても吐いてしまう。

本映画はとてもグロい。グロすぎて食事時はオススメしない。窪田正孝さんの素晴らしい演技力によって、喰種のえげつさが強調される。よだれ、糸を引いた唾液、奇妙な叫び声、笑い声。すべて喰種そのもの。この人は人間なのか。

人間しか食べれなくなった金木だったが、人間世界には以外にも喰種が多く存在していることが多い。学校の先輩や暗い路地裏に住む喰種。

彼らは暗がりでこっそりと人間を殺し、生活していた。金木がよく訪れるカフェのマスターやウェイトレスの霧嶋董香(とうか)も、カフェに訪れるほとんどが喰種だった。

一方、喰種を倒すために研究する人間たち。真戸呉緒(役:大泉洋)亜門鋼太郎(役:鈴木伸之)が人間代表で、喰種を絶滅させようとしている。

真戸は、リゼをバラバラにし武器を作った。映画では、その武器自体も物凄く強そうに見え、迫力ある戦闘シーンが描かれる。

 

「喰種(グール):金木、董香ら」vs「人間:真戸、亜門」

真戸はとにかく残忍な研究者だった。喰種素材の武器をさらに強化するため、次々に喰種を殺す。そのうち餌食になったのが笛口リョーコ(役:相田翔子)と娘、笛口雛実(役:桜田ひより)だ。

この親子も喰種だった。餌(人間の匂い)で釣られ、リョーコは真戸に殺される。母親リョーコが死ぬとこをまじかに見た雛実は、悲しみに明け暮れる。

喰種だからと言って、次々に殺してゆく真戸らに怒りを感じたのが董香。彼女は人間に強い憎しみを覚える。

ある時・・・

真戸らは、喰種を釣るために餌(リョーコの腕)を用意した。雛実は母親の匂いに釣られて餌の元へと向かってしまう。真戸らの罠とは知らずに・・・。

それを知った董香と金木は、雛実を助けに向かった。董香vs真戸、金木vs亜門の対決となって、本編は終局へと向かってゆく。

第2作目『東京喰種-トーキョーグール【S】』の見どころはこちら

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