とある予言を探すヴォルデモートとの戦いで、シリウス・ブラックは死んだ。
ルシウス・マルフォイも投獄される。
そんなハリーは、ヴォルデモートの危機を感じていた。
ハリーが手にした教科書には「半純血のプリンス」と書かれている。
果たしてプリンスの正体とは?
ヴォルデモートの弱点を見つけよ。
ホラス・スラグホーンへの訪問
ハリーは自宅近くの喫茶店にいた。
そこにダンブルドア校長が現れる。
ダンブルドアは「私について来るんだ。」とハリーを連れて、とある人物の元へと駆けつけた。
とある人物の名前はホラス・スラグホーン。
かつてホグワーツ魔法学校の先生だったと言う。
ダンブルドアはホラスをホグワーツに戻るように誘った。
初めは戻ることを拒んだホラスだったが、ダンブルドアの作戦により承諾する。
ホラス先生は新しい先生として、ホグワーツに就任することとなった。
本作の鍵を握る人物であることは間違いないだろう。
スネイプ先生とドラコ・マルフォイの契約
一方、ヴォルデモートサイドでも新たな動きがある。
とある一軒家。
シシーと呼ばれる女(ナルシッサ)と、もう一人ベラトリックスはとある一軒家を訪問する。
そこは、ピーター・ペティグリューとスネイプ先生がいた。
どうやらスネイプ先生の自宅のようだ。
話の内容を聞くと、
「スネイプ先生はダンブルドア校長を欺いてる」との内容だった。
そして、
画策しているドラコ・マルフォイの行動に対して、スネイプ先生は「私がドラコを見守ろう」と進言した。
まさかスネイプ先生はヴォルデモート側だったのか?
しかし、ベラトリックスは根っこからの悪だ。
「信用できない。破れぬ誓いを立てよ」
そして、スネイプは3つの近いを立てる。
①闇の帝王の望みを叶えるのをみ見守るのを誓うか
②全力で彼を危険から守るのか
③もしドラコが失敗したら、お前がドラコの代わりになり、目的を遂行すると誓うか
ドラコ・マルフォイが「例の人」から受けている指令を成功させるために、スネイプ先生は手に鎖をかけられてしまった。
その後、ハリーたちはホグワーツ魔法学校に行く前、
ドラコ・マルフォイの奇妙な行動を目にする。
その店は『ボージン・アンド・アークス』という店だ。
半純血(謎)のプリンス
今年の新しい授業はホラス先生の魔法薬学だ。
ペリタセラム(真実薬)や、魅惑万能薬(アモルテンシア)など紹介する中で、さらに最強の薬を紹介する。
フェリックスフェリシス「幸運の液体」だ。
それを飲むと、薬が効いてる間、全てのことがうまくいってしまう劇薬だった。
本来、出るはずのなかった授業だが、ハリーとロンも参加することとなった。
ハリーたちはホラス先生の教科書を持っていない。
ホラスは「棚にあるからそれを使いなさい」といい、古びた教科書を取らせた。
その教科書には、ハリーが手にした教科書にだけ落書きがたくさんしてある。
そこには「半純血のプリンス」と書かれていた。
トム・リドルとダンブルドアの出会い
ハリーはダンブルドア校長の部屋に呼ばれていた。
ダンブルドアはハリーにも記憶を見て欲しいという。
見せられた記憶は、「トム・リドルとダンブルドアの出会い」だった。
トム・リドルがまだ小学生くらいの頃、
彼は孤児院にいた。
彼はその年齢から、異常に強い魔法を持っているらしい。
触らずに物を操れ、動物も操れる。
傷つけることも。
蛇とも話せる。
そんな少年だった。
この時、ダンブルドアは予想していなかった。
トム・リドルがヴォルデモートになるとは。
魔法の制御方法を学べば、きっと偉大な魔法使いになると信じていた。
ダンブルドアは見抜けなかった。
記憶を見終わると、ダンブルドアはハリーにお願いした。
「ホラスに取り入れ」と。