(『オーシャンズ13』より)
映画『オーシャンズ13』は絶対に暴力を振るわず盗みをはたらく犯罪組織オーシャンズが描くアクション映画の第3作目。ホテル経営に精を出す実業家のルーベンを裏切ったホテル王バンクへの報復計画を立てる魅力的なキャストを紹介する。
オーシャンズシリーズの中で第3作目となる『オーシャンズ13』は、ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)と12人の仲間だ。
絶対的セキュリティシステムを誇るバンクのカジノホテルに潜入するため、個性ある12人の織り成すファンタスティックなトリックによって、バンクホテルを欺いてしまう。
※ネタバレ注意
あらすじは関連記事『全米で6週連続週末興行成績TOP10以内の映画『オーシャンズ13』のあらすじネタバレ』にて公開中。
人望厚いオーシャンズのリーダー、ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)
ビジネスの波に乗っていた実業家のルーベンは5つ星ホテルを経営するバンクとビジネスの協力をする。昔ルーベンにお世話になっていたダニーは、汚いやり口のバンクと手を切るように説得をしていた。
しかしホテル事業に燃えるルーベンは、バンクの裏切りでショックを受けて入院するまでに至る。
若き頃に恩を受けていたダニーは、ルーベンのためにバンクへの報復計画を立てるのであった。
ダニー・オーシャンはそんな人間味に溢れた男。
超大物俳優のジョージ・クルーニーが演じるのだからダンディでクール、それでいてパッションを持っているダニーの魅力にひきこまれることだろう。
そして主役だけではない。
ダニーのそばには、最高の名脇役で彩られていた。
オーシャンズに得がたきダニーの右腕、ラスティー・ライアン(ブラッド・ピット)
人望厚きダニーの右腕がラスティー・ライアンだ。
ラスティーは、オーシャンズ計画の実行役だ。
彼無くしては、オーシャンズ計画は成し遂げられないだろう。
バンクホテルのセキュリティ事情を図る為に、地震の耐震機械業者に変装したラスティーは、バンクに売り言葉で買わせ、セキュリティ事情が完璧だと見抜く。
オーシャンズ計画の中心でバンクを掻き回すラスティーは、ダニーの頭脳を完成させる最高のピースだ。
オーシャンズの若きフェロモンのむんむんライナス・コールドウェル(マッド・デイモン)
もちろんラスティーだけでは計画はうまくいかない。
『オーシャンズ13』でとくに重要なポジションなのが、ライナスだ。
ライナスはオーシャンズの中でも若手で、いじられる存在だ。
そんな彼は、バンクホテルのセキュリティシステムをかいくぐり、ダイヤモンドの有りかにたどり着く為に、バンクの右腕アビゲイル・スポンダー(エレン・バーキン)への調略に名乗り出る。
調略にはいつもより高い鼻と媚薬を身にまといスポンダーにダイヤの部屋まで案内させるのだった。
オーシャンズの超イカした黒人フランク・キャットン(バーニー・マック)
最後に紹介するのがオーシャンズ13でもっともクレイジーな仕掛け人、フランク・キャットン(バーニー・マック)だ。
フランクはイカサマディーラーに化け、バンクカジノの品評会に「ナフセッド」というゲームをバンクに吹っかける。
「おいおい、バンクさん、資料じゃくて、直感だよ!」と吹っかけるシーンはたまらない。
イカサマディーラーとして、カジノのメインテーブルに居続けなければならないフランクは、オーシャンズ計画でもリスキーなポジションにいるだろう。
最後に・・・オーシャンズ13は観て損はない。最高におもしろい。
オーシャンズには、ここで紹介した4人以外にも重要なメンバーが数々登場する。
もっとも興奮が高まるシーンは、後半の30分。
最高にクレイジーなオーシャンズ劇場に、あなたもドキドキとワクワクが止まらないだろう。
「オーシャンズやべえ」の一言を期待する。