名探偵コナンの映画の中でも、絶大な人気を誇る京都を舞台にし映画『迷宮への十字路(クロスロード)』
京都のお寺、山王寺から仏像が盗まれたという依頼が、毛利小五郎のもとに届く。
源義経が描かれた『義経記』をグループのメンバーが次々と殺されてゆく。
恨みと悲しみに奪われた一人の武者とコナンと平次。事件の謎は解けるのか!?
映画名探偵コナンの『迷宮への十字路』は「またあなたは戻ってくる」切なさのある映画
「迷宮への十字路」では京都が舞台の映画。
仏像の白毫を失った、京都のお寺山王寺の僧、竜円(りゅうえん)から、「白毫を取り返して欲しい」「謎の手紙が届けられた」という依頼を受けた毛利小五郎は、山王寺へ訪れる。
山王寺ではもうすぐ仏像を一般公開する予定でもあった。
山王寺に届いた手紙は、わけのわからない絵柄が書いたものだった。
この謎を解くために、毛利小五郎、そして別行動で、
コナンと服部平次が謎を解くために調べ始める。
謎を解いている最中、服部平次は犯人に訪れて怪我をする。
そして人質に囚われた和葉を助けにいくために、コナンは服部の代わりに犯人の前に現れる。
新一の姿になって。
新一の姿に戻れるのはせいぜい15分程度。
もうヤバイって時に、服部平次が助けに来る。
服部平次は「またちっさなったら戻ってこいよ」とコナンを逃し、
コナンは小さな姿になるのをみられないように、森の中に戻る。
この時、偶然欄に出会う。新一の姿で。
欄は「やっと会えたね・・・」という待ち続けてようやく会えた涙を流す。
欄はずっと待ち続けていた。
犯人が捕まると、山王寺の仏像の白毫も見つかり、一般公開になんとか間に合った。
慌てて依頼を出した、山王寺の僧である竜円は焦っていたが、
住職の爺さん円海は「いつか戻ってくるやろう」と悟っていた。
欄が新一を待ち焦がれる切なさと、善行を積み重ねればちゃんと戻ってくる悟りに、切なさが際立つ作品だ。
TIme After Time あなたを何度も捕まえてみせる
映画の終わりエンドロールとして流れるのは、倉木麻衣が歌う『Time After Time〜花舞う街で』
あなたのことをずっと待っている、という歌詞に込められた倉木麻衣の想いは、映画中の欄と重なる部分がある。
メロディーもかっこよく、名エンディングの一つである。
(余談)TIme After Time にまつわる作品
余談だが、TimeAfter Timeといえば、
歌手のシンディ・ローパーさんが歌う『Time After Time』やマルコム・マクダウェルさんが主演の映画『Time After TIme』で知られている。
前者は去っていったあなたへ、いつまでも待っているというメッセージ
後者はタイムマシンで未来に行ったが、イギリス殺人鬼の切り裂きジャックを「放っておくわけには行かない」という意味がある。
<映画名探偵コナン『迷宮への十字路』予告編>