かの有名な画家フィンセント・ファン・ゴッホが描いた7枚の『向日葵(ひまわり)』
世界各地に散らばった絵画を鈴木次郎吉が買い占めた。
この名画を展覧会会場のレイクロック美術館に運ぶのには、厳正なるセキュリティが必要だった。絵画を無事に運搬するために雇われた「7人の侍」が登場する。
7人の侍とは?
「7人の侍」とは、ゴッホが描いた作品『向日葵(ひまわり)』を守るために雇われた衛兵。
最強の布陣という鈴木次郎吉が用意した7人の侍を紹介しよう。
7人の特性が生かされて絵画を守ることができよう。
圭子 アンダーソン(けいこ アンダーソン)【企画プロデューサー】
レイクロック美術館の「向日葵」の展覧会の総指揮を執るベテランだ。
経験豊富な圭子アンダーソンは、警察の人であれ、絵画から遠ざけるといった警戒心を見せていた。
劇中ではさほど重要な役割を果たさないので、スルーしても良いだろう。
宮台 なつみ(みやだい なつみ)【鑑定士】
彼女は若いなりにも絵画を愛する名鑑定士。
ゴッホの「向日葵」に対しても研究を進めていた。
劇中でも絡みは多い。
「向日葵」の展覧をしてみてはどうかと持ちかけた人物。
絵画のセキュリティについて会話しているとき、
宮台が「キッドカードよ!」と声をあげる。
そして念のため「自分で鑑定させて欲しい・・・」という。
だがそれも警備員として紛れ込んでいた怪盗キッドによって
鑑定はできなくなるのだが・・・。
ちなみに声優は、女優の榮倉奈々。
東 幸二(あずま こうじ)【修復士】
2番目の「向日葵」を発見した人物。
劇中の最後に明かされるのだが、彼は兄と「向日葵」を発見する。
だが「向日葵」を見つけるや否や兄は変わっていく。
やがて兄と口論になり、口論の最中、所持していた拳銃が過って暴発。
彼が「向日葵」への執着と犯人に思われたが、
兄を殺してしまったことを自首しようとしていた。
岸 久美子(きし くみこ)【演出家】
「向日葵」の展覧会を成功させるための演出を担当するのが彼女。
「向日葵」の絵を1から順番に見せ、歴史を感じてもらいながら、
最後に7枚の絵を同時に見せるシステムを考案。
劇中でも圭子アンダーソンと会話するシーンがあるのだが・・・。
石嶺 泰三(いしみね たいぞう)【運搬のプロ】
彼は運搬することに知識の長けた人物。
鈴木次郎吉にはたびたび、「石嶺〜。」と頼られている人物。
世界各国、また日本の美術館から
「向日葵」を安全に運ぶのが彼の役目だ。
チャーリー 【ニューヨーク警察の警備】
劇中で最も、怪盗キッドに執念を燃やす男。
ニューヨークからわざわざ来日した警備担当。
怪盗キッドを知らない彼は
「奴はなんでもする。たとえそれが人殺しであろうとな。」
と怪盗キッドを度々敵視する。
だが7人の侍の中では最も優秀な洞察力をもつ。
コナン鋭い洞察を交わすシーンも見所だろう。
毛利小五郎 【日本を代表する!?探偵】
言わずと知れた迷探偵。
工藤新一やコナンのおかげで名探偵となっている。
本作でも特に活躍するところがなかった。
さすがは、眠りの小五郎である。
眠ることなく幕を閉じた。
⇨【名探偵コナン『業火の向日葵(ごうかのひまわり)』あらすじ】
『業火の向日葵』最も危険な人物 そして8人目の侍とは!?
7人の侍は、誰もが特技を持つスペシャリスト。
まさに完璧かに思われた。
だが、7人の侍には秘密が隠されていた。
度々登場する怪盗キッド。
そして怪盗キッドから届いた謎のメッセージ。
そのヒントを元に7人の侍に裏切り者がいた。
考えられる人物を挙げてみよう。
まず作中でもあまり絡みのない人物は除外しよう。
圭子アンダーソン、岸久美子、石嶺泰三だ。
この3人は劇中でも発言が少なく、ヒントとなるような行動がない。
明らかに”白”と言っていいだろう。
問題は残りの3人。
宮台なつみ、東幸二、チャーリーの3人だ。
関わりが深い人物ほど、犯人に関与しているとも言えるだろう。
だが東幸二が起こした事件は、劇中最後に後づけで語られる。
事件の真相は後づけすれば、なんでも成立してしまう。
名探偵コナンの監督も流石にそれはしないだろう。
となると宮台なつみ、チャーリーの二択だ。
果たして2人のうち、どちらが犯人か・・・。
観ていただけれわかるだろう。
最後に、実は8人目の侍がいることをご存知だろうか?
灰原がコナンに声をかけるシーンで「がんばってね、菊千代さん」というシーンがある。
これは黒澤明監督が作成した『7人の侍』に登場する菊千代のことである。
俳優の三船敏郎さんが演じていて、菊千代は一番強い。
7人の侍に裏切り者がいた以上、
コナンが8人目の侍、いや、7人目の侍になるであろう。
⇨【名探偵コナン『業火の向日葵(ごうかのひまわり)』あらすじ】