ホグワーツから帰還していたハリー。
ゴブリンのドビーに『今はホグワーツに戻ってはいけない』と警告される。
50年前、サラザール・スリザリンの継承者によって開けられた秘密の部屋。
何者かがホグワーツ魔法学校を恐怖に陥れようとしていた。
ホグワーツを次々と襲う石化の恐怖に立ち向かうハリー。
秘密の部屋の正体はいったい何なのか!?
ホグワーツへの帰還を阻まれるハリーポッター
再び、ホグワーツに戻る時期になった。
そんなハリーの前に、ゴブリンのドビーが現れる。
小汚い奴隷のような格好をしていたドビーは、誰かに命じられてハリーの元へやってきたのだ。
ドビーは『今年はホグワーツに戻らない方がいい、戻らないで!』となんども言われる。
しかし、ハリーが聞くはずもなく、ロンたちの助けによってハリーはダードリー家から脱出をする。
またまたやってきたホグワーツの入学式の時期だ。
ハリーはいつもの調子で、9と3/4番線からホグワーツに向かっていた。
今年は、ロン・ウィーズリーの妹、ジミー・ウィーズリー入学するらしい。
さあ、出発だと思い、いつもの壁から駅のホームに入ろうとしたが、
なぜかハリーとロンが壁に突っ走ると、9と3/4番線にはいけないようになっていた。
なぜ、壁をすり抜ける事ができないのか。
ハリーとロンは、仕方なくロンの車で列車を追いかける。
車を浮遊させる術をマズルの街で使ったハリーたちは、
のちのホグワーツの先生にバレて、処罰を受けてしまう。
しかし、
ハリーたちの行動を阻むのは一体誰なのか。
穢れた血と罵るルシウス・マルフォイ
入学式、ということで、
前作同様、ダンブルドア校長から
新しい教科書「呪術本」を購入してくるように指示があった。
ハリーとロンは、ダイアゴン横丁に向かう。
ダイアゴン横丁の本屋では
マグル界隈で超売れている
ギルデローイ・ハートロック氏の出版記念サイン会が行われていた。
ギルデローイ氏に目をつけられたハリーは、一緒に写真を撮らされる。
そんなちやほやされる場面を見ていたマルフォイは、いつもながらの嫌味っぷりでハリーに声をかけてきた。
そこには、マルフォイの父、ルシウス・マルフォイもいた。
ルシウスは「ハリーポッター、お見知り置きを」
そんな彼に、ハーマイオニーは対抗意識とばかりに口を挟む。
ルシウスは、マルフォイ家の伝統芸能である嫌味ったらしを言ってきた。
「ミスグレンジャー、君の両親君のことも聞いている。マグル出そうだな。
おさがりの教科書、ロンだな・・・」
ロンの父が現れ「まあまあ、そろそろ行こうじゃないか」
と言ったとき、ルシウスはさらに畳み掛ける。
「魔法使いの面汚しが、役所で残業代は出るのか・・・?マグルと付き合うとは。どこまで落ちぶれるんだ・・・」
と超嫌味たっぷりの回答があった。
この作品ではルシウス・マルフォイがひと噛みくるだろう。
息子のマルフォイも父をそのまま踏襲している。
生意気な顔、生意気な口で、ハーマイオニーを侮辱するシーンがある。
「ハーマイオニー、お前の両親はマグルだそうだな。汚れた血め。」
全く、マルフォイはなぜんこんなに口が悪いのか?と考えると、父親も口が悪いからだった。
そう思うと、父親の真似事をするマルフォイは、父に洗脳されたまだまだ子供だと言えるだろう。
ハリーポッターの幻聴
ハリーは、マグルの街で浮遊術を使ったことから、懲罰としてロックハートの仕事を手伝わさせられていた。
彼が部屋から帰ろうとすると、どこからともなく幻聴が聞こえてきた。
「こい、ここに来い。血だ、血の匂いがする。引き裂いてやる。殺してやる!!!」
ハリーに聞こえだす幻聴。この後も、ハリーは幻聴に悩まされていく。
秘密の部屋の継承者
幻聴を聞いていると、ハリーはロンとハーマイオニーと出会った。
3人になって歩いている、廊下の窓に穴が空いているのを発見。
そこには大量の小さな蜘蛛が・・・。
蜘蛛に違和感を抱きあたりを見渡すと、
壁がわで赤い血で塗られた文字が書いてあった。
「秘密の部屋は開かれたり。継承者の敵よ、心せよ」
文字の横には、管理人フィルチの猫ミセス・ノリスが吊るされていた。
猫は石化されていた。
程なく、その場に学生が群がり、フィルチが発見した。
「お前たちがやったんだろ・・・!!!!」
と怒り嘆くフィルチ。
さらに駆けつけた生徒やスネイプ先生にまで疑われていく。
それにしても、
ハリーが耳にした幻聴はなんだったのか。
そして「秘密の部屋」と「継承者」とは何なのか。
誰がフィルチの猫を石化させ、
誰が壁に血文字を書いたのか。
いったいどんな秘密があるというだろう。