スネイプはリリー・ポッターを愛していた。
そして、ハリーは死ぬ必要があった。ヴォルデモートの一部の魂を引き継いでいたからだ。
これも全てダンブルドアの計らいだった。
ハリーは隠された真実を知り、一人でヴォルデモートの前に姿を現した。
ハリーがスネイプの死に際に向かった時、ヴォルデモートから脳内にメッセージがあった。
「一時休戦する。ポッター、一人で森の奥にこい。さもなくば全員皆殺しだ。女子ども問わずな。」
スネイプの真実を知ったハリーは、一人でヴォルデモートが待つ森へと向かった。
『ハリー・ポッターと死の秘宝Part1』でダンブルドアが遺品として残したスニッチを持ってゆく。
スニッチにはこう、書かれている。「私は終わる時に開く」
森に近づき、ハリーはスニッチにキスをした。
すると今までは出てこなかったが、スニッチから小さな石が出て来たのだ。
この時、ハリーは「三人兄弟の物語」に登場する”蘇りの石“を思い出していた。
ダンブルドアは、蘇りの石をハリーに託して、もう一度生き返るように計画していたのだ。
蘇りの石開くと、そこにはハリーの両親、そしてシリウス・ブラック、リーマスの霊が現れた。
「みんなここにいるわ」
ハリーは、守護霊に見守られながら、蘇りの石を地面に落とした。
そのことを知ったハリーは、ヴォルデモートの前に現れた。
相変わらずナメくさった顔のヴォルデモート。
ヴォルデモートはハグリッドを人質に取っていた。
そして、
「アバダ・ケダブラ!!!(息絶えよ)」
一瞬のうちに、ハリーは殺されてしまった。
ハリーは天国のような空間にいた。
真っ白い空間に、血まみれの赤子が死にかけている。
ダンブルドアもそこにいた。
ダンブルドア「君(ハリー)は、奴(ヴォルデモート)が意図せずに作った分霊箱だった」
ハリー「僕は戻るべき?」
ダンブルドア「言葉とは、尽きることのない魔法の泉。傷つける力も癒す力もある。
ホグワーツでは助けはふさわしき者を助ける。」
ハリー「僕はどうすれば・・・?」
ハリーの体が倒れている。
ハリーが死んだかどうかを確かめるため、マルフォイの母がハリーの体に近づいた。
そして、
「死んだわ」
マルフォイの母は「ハリーは死んだ」と言った。
しかしマルフォイの母は、何かを含んでいた。
ヴォルデモート「ハリー・ポッターは死んだーーーーーーーーー!!!!!!」
ヴォルデモートは最後の攻撃をしに、ホグワーツへと向かった。
「選べ。しもべになるか。死ぬか。」
ヴォルデモートは、ホグワーツの連中に、仲間にならなければ殺すと言われた。
真っ先に、ドラコ・マルフォイが向かった。
ヴォルデモートは暖かく迎え入れた。
続いてネビル・ロングボトムが前に近づいた。
「一言言いたい。ハリー以外にも友達や家族を失った。だが、僕たちの心にいる。
無駄じゃない。だが、お前のためには生きない。僕らは戦う。」
するとその時だった。
「コンフリンゴ(爆破せよ)!!」
ハリー・ポッターがナギニ(蛇)を攻撃した。
ハリーは蘇りの石で生き返った。
その瞬間、ヴォルデモートが怒り開戦となる。
マルフォイ家族は、その隙に三人で逃げてしまった。
本当に最後の戦いだった。
ヴォルデモートの攻撃からなんとか逃げる。
そして、ロンとハーマイオニーは、ナギニを殺すためにバジリスクの牙を持って追いかけた。
だが、ハリーに気をとられるヴォルデモート。
ハリーは追い詰められていた。
デスイーターのベラトリックスに対しても、ロンの母が応戦。
ロンの母が、ベラトリックスを石にして完全に粉砕する。
(こんなに強いのか・・・怖い・・・)
ナギニを追っていたロンとハーマイオニー。
だが、バジリスクの牙を途中で破壊されてしまう。
そこに、救世主があらわれた。
道端で見つけた剣(グリフィンドールの剣)を拾ったネビル・ロングボトムが、ナギニをぶった斬った!
すると、ヴォルデモートの体は、みるみるボロボロになっていき、粉々に消えてしまった。
ヴォルデモートは死んだ。
ネビルはルーナといる。
ロンとハーマイオニーは手を繋いで駆けつけてくる。
ハーマイオニー「ニワトコの杖はなぜスネイプのものじゃなかったの?」
ハリー「ダンブルドアの杖をマルフォイが奪った時、マルフォイの物になった。そのあと、僕がマルフォイから奪ったから僕のものになった」
ハリーはニワトコの杖を折って捨てた。
19年後、ハリーたちにも子どもがいた。
ハリーは、ジニー・ウィーズリーと結婚。
ロンとハーマイオニーが結婚。
それぞれの子どもが魔法学校に行くところ。
9と3/4番線にいた。
ハリーは自分の子どもに語りかける。
「アルバス・セブルス・ポッター。
一人はスリザリンの誰よりも勇気ある人だ。
どうしてもグリフィンドールを望むなら、帽子は配慮してくれるだろう。」
そうして、ハリーたちの子どもはホグワーツへと旅立った。